平成30年度 高岡向陵高等学校経営計画

荒井学園 高岡向陵高等学校




  • 学校教育目標

正しい自覚をもち、健全で有能な人材の育成

      1. 時代の要請に応え、個々の能力を最大限に伸ばす教育
      2. 体験等を踏まえたわかりやすい指導
      3. 国際理解の基礎となる語学教育の実践
      4. 体験・協働を通して他者との共生力を身につける
      5. 厳しくも愛情豊かな生活指導
  • 学校の特色

創設者荒井泰雄氏の「教育の根本は道徳教育と個性の伸長にある。」を建学の精神とし、昭和37年4月高岡東高等学校として発足し、その後、高岡日本大学高等学校、高岡向陵高等学校と改称して現在に至る。

現在は、次の3つを教育の柱とし、本校の特色としている。

      1. 進路に応じた指導の展開
        • 生徒の能力、適性を大切にする指導を充実するために、未来デザインコース・未来探究コースを設ける。
        • 生徒一人ひとりの個性を尊重し、興味と関心、能力と適性に応じた選択ができるように進路指導を充実する。
      2. こころの教育の推進
        • 他者への思いやりなど、こころの教育を充実させるための道徳教育に力を入れる。
        • 生徒一人ひとりを大切にし、コミュニケーションを密にして、人間としての在り方・生き方についての指導に努めるとともに教育相談に力を入れる。
      3. 部活動の振興
        • 心身の健全育成を図るために、生徒の興味・関心に応じて幅広く活動できるよう、部活動を展開する。
        • 運動部では、全国大会で優秀な成績をあげるように努める。
        • 文化部では、絵画や短歌、書などの作品の出品やコンテスト出場など積極的行い、活動の発表
          の機会を増やす。
  • 学校の現状と課題

近年の生徒の進路状況としては、進学が6~5割、就職が5~4割となっている。生徒それぞれの
希望に沿った支援を行い、進路決定を果たしている。しかし、就職、進学にかかわらず、家庭学習
に主体的に取り組む姿勢は十分ではなく、それぞれの進路決定に必要とされる基礎学力の定着を図
ることが課題となっている。
また、コミュニケーションをとることが苦手な生徒もおり、学校生活だけでなく、学校外におい
てもさまざまな体験を通して、人と関わるスキルを身につける必要がある。

  • 学校教育計画
      1. 学習指導<重点課題1>
        <目標>

        1. 生徒が基礎、基本を確実に身につけるため、習熟度に応じたきめ細かな指導を目指す。
        2. 生徒が自ら考え、学ぶ姿勢を身につけるため、生徒の学習意欲を向上させるような授業を行う。
        3. 生徒の家庭学習の時間を増やす。

        <計画>

        1. 教材準備、移動、チャイムで着席するなど授業前準備を徹底する。
        2. 4月当初の授業を通じ、ノートの取り方や授業の受け方、予習・復習の仕方などを指導する。
        3. 学習内容の定着を図るため、反復練習や小テストを取り入れる。
        4. iPadなどを活用した効果的な指導法を研究・実践し、アクティブラーニングの推進を図る。
        5. Reスタ(学びなおしプログラム)では、中学校までの既習事項を確実に定着させる。
        6. 土曜講座では、自ら学びたい内容を選択し、目標に向かって主体的に学習する姿勢を育てる。
      2. 学校生活
        <目標>

        1. 社会人に必要とされる正しい言葉遣いと身だしなみ、礼儀作法を身につけさせる。
        2. 規範意識の向上と道徳心の涵養を図る。

        <計画>

        1. 生徒自身が自覚して身だしなみを整えられるよう、登下校指導、FT・STで、個々に声をかける。
        2. 学校生活のあらゆる機会を通して、正しい言葉遣いや礼儀作法を身につけさせる。
        3. 集会やHR、定期的な交通指導を通して、校則や交通ルールなどを遵守させる。
        4. 月1回のHRで道徳の時間を設け、人としての生き方、在り方について考え、道徳心を養う。
      3. 特別活動
        <目標>

        1. 学校行事や部活動、地域行事への参加を通して、生徒の主体性、自主性を高める。
        2. 他者と協力して一つのことを成し遂げる達成感を味わわせ、自己有用感を高める。

        <計画>

        1. 生徒会執行部や委員会活動の内容を明確にし、活動計画を立てる。生徒の自由な発想を引き出すような仕掛けを行う。
        2. 部活動において、部としての目標だけでなく、個々の目標も明確にすることで部への所属意識を高める。
        3. 地域や公共の諸活動に積極的に参加し、人と関わることの喜びを体感させる。
        4. オープンスクールにおいて、在校生が中心となり来校者の対応をし、学校の説明を行うことで生徒の主体性を養う。
      4. 進路支援<重点課題2>
        <目標>

        1. 生徒が自分自身の個性や適性を知り、自分の生き方について考え、主体的に進路選択ができるよう、支援する。
        2. 国公立大学、MARCHなどの私大の合格者を増やす。
        3. 多様化する入試方法に対応した指導を行い、第一志望校への合格率を上げる。
        4. 公務員試験合格者を輩出する。
        5. 生徒の適性・希望に応じた企業に就職できるよう支援する。
        6. 表現力やコミュニケーション能力を高める。

        <計画>

        1. 全学年、進路希望調査を年2回以上実施する。生徒が自分の将来について考え、早期からの目標を設定し、実現できるよう面談等個別指導を図る。
        2. 1年次より総合的な学習の時間(キャリアデザイン)において、自己理解を深め、自分の生き方について考える。また、社会人講師からの生徒へアドバイスをもらいながら、進路選択を行う。
        3. 各大学の入試の変更点などの情報収集を常に行い、早期から対策を行う。担任が中心となって、生徒の長期目標、短期目標を明確にし、教科担当との連携を密にし、生徒の指導に当たる。
        4. 就職者において企業と生徒のミスマッチがないよう、早期から就労体験やインターンシップなど実施する。
        5. 公務員希望の生徒を対象に、早期から指導を継続的に行う。
        6. 学校生活におけるさまざまな場面で、自分の思いを書く、人前で話す機会を設定し、伝え方を身につける。
      5. 保健<重点課題3>
        <目標>

        1. 心身ともに健康な身体づくりを目指し、生徒自身が主体的に自分の健康管理ができるよう、健康の重要性や基本的生活習慣の改善について認識させる。
        2. 不登校経験のある生徒の支援を柔軟に行う。
        3. 校内の美化に努め、学習環境を整える。

        <計画>

        1. 健康の保持増進に向けて、生徒・保護者・教職員の連絡を密にし、自己管理ができるように機会をとらえて支援する。また、「保健だより」等を発行して健康意識の啓発を推進する。
        2. 生徒の抱える問題を早期に把握し、学年との連携を密にしながら、情報共有を図り、支援が必要な生徒の対応を検討する。
        3. カウンセリング室の環境整備、教育相談体制の充実を図る。
        4. クラウドサービスClassiの連絡・学習機能を活用し、欠席しがちな生徒とのつながりを構築する。
        5. 生徒だけでなく、子供とのかかわり方に悩む保護者の面談にも対応する。
        6. 全校生徒と教員が協力して、毎日の清掃に携わり、環境美化に努める。
      6. 教務<重点課題4>
        <目標>

        1. 生徒の個性・適性に合った進路決定ができるようにするため、個々の能力を伸ばすことができるような教育課程を編成する。
        2. 未来デザインコース2年次のキャリアアップ授業の具体的な企画運営を行う。

        <計画>

        1. Reスタ(学びなおしプログラム)を日課時限に位置づけ、計画的に実施し、基礎学力の定着を図る。
        2. キャリアアップ授業について、非常勤教員や外部講師、外部機関とも連携しながら、計画、実施を行う。
      7. 総務
        <目標>

        1. 校内研修会の充実により、教員の指導力の向上を図る。

        <計画>

        1. キャリア教育、道徳教育、アクティブラーニングの三部会研修会を設け、7月、12月の公開授業に向けて、計画的に授業研究をすすめる。今年度は1学年がキャリア教育、2学年がアクティブラーニング、3学年が道徳教育について研修を行う。
        2. 初任者教員の資質向上をねらいとし、初任者研修を充実させる。
        3. カウンセリング講座など外部の研修にも積極的に参加することで、生徒、保護者とのコミュニケーションについても研鑽する。
    • アクションプラン
平成30年度 高岡向陵高等学校アクションプラン 1
重点項目 学習指導
重点課題
  • 生徒が基礎、基本を確実に身につけるため、習熟に応じたきめ細かな指導を目指す。
  • 生徒の家庭学習の時間を増やす。
現状
  • 各学年、GTZ(学習到達ゾーン)のD3ゾーンに属する生徒が30%以上おり、中学校までの既習事項が定着していない生徒も多い。
  • 毎日継続的に家庭学習に取り組んでいる生徒もいるが、毎日の家庭学習の平均時間が1時間以下の生徒が約50%いる。
達成目標
  • 年度当初、GTZがD3ゾーンだった生徒の50%以上を、D2以上に上げる。
  • 中学校までの既習事項における問題の正答率を上げる。
  • 家庭学習をしない生徒の割合を減らす。
方策
  • さまざまな場面で実施されるテストを分析することによって、生徒のつまずきを発見し、Reスタや授業の改善を行う。
  • Reスタ(学びなおしプログラム)において、ランクアップできなかった生徒に対して個別指導を行うなど工夫を行う。
  • 手帳に生活の記録を書くことを習慣化させ、生活習慣を自己管理できるようにする。
  • Reスタの復習をClassiで行わせることによって、スキマ時間を活用させる。
平成30年度 高岡向陵高等学校アクションプラン 2
重点項目 進路支援
重点課題
  • 生徒が自分自身の個性や適性を知り、自分の生き方について考え、主体的に進路選択ができるよう、支援する。
  • 国公立大学、MARCHなどの私立大学の合格者を増やす。
現状
  • 自分の将来についての目標設定が困難な生徒がおり、志望企業、志望校の決定が遅れることがある。
  • 昨年度の合格実績としては、慶応大学2名、早稲田大学1名、明治大学1名。
達成目標
  • 生徒が自分の良さを発見し、自分なりの将来の目標について語ることができる。
方策
  • 特に、総合的な学習の時間(キャリアデザイン)での活動を通して、自己理解を深め、自分の生き方について考えさせる。
  • 教員は、常に企業に関する情報、大学等に関する情報収集を行い、生徒への声かけ、面談を通して、生徒が進路選択を考える機会を増やす。
  • 志望校合格に向けて、担任が中心となって教科担当との連携を密にし、生徒の指導に当たる。生徒の長期目標、短期目標を明確にし、生徒の進捗状況を常に把握しておく。
平成30年度 高岡向陵高等学校アクションプラン 3
重点項目 教務
重点課題
  • 生徒の個性・適性に合った進路決定ができるようにするため、個々の能力を伸ばすことができるような教育課程を編成する。
  • 未来デザインコース2年次のキャリアアップ授業の具体的な企画運営を行う。
現状
  • これまでの選択授業では、生徒の選択肢が少ないため、生徒の個性が生かされる場面が少ない。
達成目標
  • キャリアアップ授業の研究を行い、課題の設定の仕方、授業の進め方や評価の仕方などを体系化する。
  • 2年前期としては、文化祭においてキャリアアップ授業の成果が発表できるようにする。
方策
  • キャリアアップ授業の編成に向けて、課題解決型の学習を取り入れる。また、外部機関、講師との連携を図りながら、実施する。
  • 学びの記録としてポートフォリオを作成する。実施した内容やふりかえりを記載し、積み上げていくことで、深い学びが得られたかを評価する。
  • クラウドサービスClassiを用いて記録を残し、生徒カルテを作成する。
  • 生徒の変化が見られるような指導を行い、文化祭でキャリアアップ授業の成果を発表させる。
平成30年度 高岡向陵高等学校アクションプラン 4
重点項目 保 健
重点課題
  • 心身ともに健康な身体づくりを目指し、生徒自身が主体的に自分の健康管理ができるよう、健康の重要性や基本的生活習慣の改善について認識させる。
  • 不登校経験のある生徒の支援を柔軟に行う。
現状
  • 各クラスに不登校経験のある生徒が在籍している。
  • カウンセリング室利用者が増加し、カウンセラーの負担が大きい。
達成目標
  • 不登校経験のある生徒の教室復帰率を向上させる。
  • クラウドサービスClassiの連絡・学習機能を活用し、特に欠席しがちな生徒とのつながりを構築する。
方策
  • カウンセリング室においても「学習すること」を基本とする。
  • クラスメイトとのやりとりの仕方を教えたり、仲間づくりを行ったりすることで、少しずつ授業に参加できるようにする。
  • クラウドサービスClassiを用いて、メッセージの授受ができたり、授業の様子が見れたりするようにする。
  • 生徒だけでなく、子供とのかかわり方に悩む保護者の面談も行い、生徒への支援の協力体制をつくる。