印刷 印刷

おめでとう!準優勝

H31.3.29

第228号

 今、千葉県流山市のキッコーマンアリーナから学校に着いた。何しろ子どもたちは一生懸命プレーした。女子ハンドボール部の面々も、合宿先の筑波大学から急遽駆けつけ声を嗄らして応援してくれた。保護者の方々もOBの方々も、そして先生方も精一杯の応援をした。

 試合は手に汗握る一進一退の一点を争う好ゲームとなった。試合開始早々、リードを許すが、徐々に向陵のペースに。追いつき遂に前半終了間際には、12対15と逆に突き放し3点リードして前半を終えた。

 これは行けるぞ。応援団の応援にも力がこもる。後半開始早々、一度は追いつかれるものの徐々に向陵ペースに、後半残り10分を切ってからは、一時5点差にリードを広げる。私の周りもいよいよこれは優勝が近づいたという雰囲気が広がる。

 キーパーのファインプレーも、ハンドボールについては素人の私も、「凄い!」、「ナイスプレー!」と思わず叫んだ。しかし、優勝を意識し始めたのか、少しずつ少しずつ堅さが見え始める。思い切ったプレーがなかなかできない。シュートも肩に力が入り、正確さが失われてくる。それ以上に、攻めなくなってきた。

 キャプテンのK君が仲間に声を掛ける。O監督も落ち着け、肩の力を抜くんだとジェスチャーで子どもたちに指示する。

 しかし一度相手に行った流れを、こちらに取り戻すことが出来ない。一時5点あった点差は、いつの間にか4点、そして3点と点差を縮められる。焦る。さっきまで入っていたシュートが、ゴールを捉えられない。あれほど練習では失敗したことがないはずなのに…。何でこんな時に限って…。

 気持ちとは裏腹に、気付けば同点になっていた。ディフェンスの足が止まる。どうしても気持ちが焦る分、手が出てしまう。ファールがかさむ。

 時間は無情に過ぎていく。気付けば相手が1点リード。何とかしなければ、そう思うのだが流れは止められない。2点差に…。プレスに出て、追いつこうとするが、逆に上手くかわされ遂に3点差。万事休す。

 でも、みんなの頑張りを全ての人が見ていた。そして讃えていた。純粋で真っ直ぐで、ステキなプレーで、私も誇らしかった。だから今日は胸を張って、堂々と帰ってきて欲しい。ステキな報告を待っている。

 手に汗握る、そして美しい感動の涙を流すことができた。本当にありがとう。こころよりおめでとうと言いたい。

 がんばりました!


おめでとう!準優勝」への2件のフィードバック

  1. 「優勝を意識することによる心の乱れ・体のぎこちなさ」「追われるものの弱さ、追うものの強さ」「試合には流れがある」
    校長先生の文面からよくわかりました。
    知人のハンドボール関係者から、ハンドボールという競技は、テレビで見るのと、生でみるのとでは、迫力・面白みが全然違うということを聞いたことがあります。
    またハンドボール部の選手らにとって、今回の準優勝は、かけがえのない財産になると思います。この準優勝という悔しい結果を受け入れ、今後選手のみなさんが、いかに成長されていくかということに期待を寄せます。「勝ってもおごらず、負けても屈せず」
    校長先生はじめ皆さま方 大変お疲れさまでした。

    • 駅伝ふぁん様へ
       ご指摘の通り、私も今回テレビ以外で初めて会場で観戦致しました。まさに格闘技の要素が随分強く、知らず知らずのうちに身体全体に力が入り力んでしまいます。その結果3時間ほど会場にいたのですが、その後どっと疲れが出ました。それでも学校の報告会では子どもたちが疲れも見せず、笑顔できちんと対応しており、立派だと改めて感じました。本当に応援ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください