５月７日（木）
５月になりました。予定では今日から学校を再開していたはずでした。昨日までのゴールデンウィークもいつもとは全く違い、地域のいろいろな行事も中止になりました。寂しさを禁じ得ませんが、せめて、日増しに色濃くなる芝桜やハナミズキなどを眺めつつ、爽やかな５月の風を感じていたいと思います。
例年５月１日に行われている御車山祭は、出かけたことのある人も多いと思います。特に市内の小中学校では、歴史文化に親しむ日としてなじみが深いかもしれません。山町筋にある御車山会館には山車が展示されています。この事態が終息したらぜひ見に行ってください。高岡の金工、漆工、染織のすばらしさに触れることができます。
今は、出かけて直接見たり体験したりすることはできませんが、例えば皆さんが住んでいる市町村のＨＰを見て、そこから町のいいところ、おもしろそうなところを発見してみませんか？事前学習をしておくと、物事をより深く捉えることができます。地域のことについて知識を広げるチャンスです。
同じものをただ「見る」のでなく、そのものの背景やストーリーを知ることで面白みは倍増します。「見る」から「視る（注意して見る）」「観る（物事を見て意味や本質を捉える）」へステップアップしてみましょう。この状況を乗り越えるために、地域の人々がそれぞれの立場でされている努力や工夫も知ることができるはずです。
さて、学校では今、先生方が１１日からの授業配信に向けて試行錯誤の真っ最中です。家にいる皆さんの学びを進めるためにはどうすればいいのか、話し合いながら動画や課題作りなどをしています。動画の授業では、久しぶりに見る先生の姿を楽しみにしていてください。運動部顧問の先生の中には、もしかしたらちょっとふっくらしてしまっている先生もいるかもしれませんね。少しでも皆さんに元気を届けられるとうれしいです。
皆さんや皆さんの大切な人たちが明日も元気でありますように。
校長 今井 亜矢子
