高岡向陵高等学校は令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に採択されました。本校のDX・ICT教育に関する取り組みをご紹介します。

1.一人1台タブレット端末

本校では一人1台端末として、iPadを採用しています。入学時に学校で一括調達し、3年間レンタルします。 卒業時には、端末を譲渡します。 セルラーモデルなので屋外や家庭でも利用でき、万一Wi-Fi環境の不具合が起こった際にも、学習を継続することができます。

2.アプリ・サービス

<Microsoft365 Copilot>
Microsoft 365 A3契約をしています。
クラスや授業グループでの連絡はTeamsで行います。
Word,Excel,Power Pointなどのアプリに加え、クラウドストレージのOne Drive 50GBが利用できます。

<Apple ID>
専用のApple IDを発行し、大容量200GBのiCloudにiPadのデータをフルバックアップできます。万一iPadが故障した際も、すべてのデータを引き継ぐことができます。

<Adobe Creative Cloud>
iPadやPCで、Adobe Creative Cloudのすべてのアプリを利用することができます。自宅のPCで使用することもできるので、動画やイラストなど、時間をかけた作品制作にもチャレンジできます。

<Google Workspace for Education>
Googleのアカウントも準備していますので、Google Colabなどの様々なクラウドサービスを利用したICT学習に利用することができます。

<ロイロノート>
本校では、授業支援ツールとしてロイロノート・スクールを利用しています。

【シングルサインオン】
上記のサービスはすべてMicrosoftアカウントによる認証を行うため、ひとつのメールアドレス・パスワードで利用することができます。サービスごとに複数のアカウント情報を覚える必要がないので、安心して利用できます。

3.充実のPC環境

DXハイスクール推進事業の一環として、情報実習室のPCをリプレイスし、Core i5 14400F、RTX4060搭載のゲーミングPCを40台整備しました。生成AIの利用やハードなプログラミング、動画編集などもストレスなく実施できます。

4.プログラミング教育

情報Ⅰや学校設定科目「キャリアアップ」などの選択授業では、 「LEGO マインドストームEV3」やドローン「RyzeTech Tello」を活用したプログラミング教育を行っています。学習成果は、富山大学が主催した『とやまドローン学生交流競技大会』などで披露しています。

5.データサイエンス教育

探究学習の時間では、データサイエンスに基づいた分析を取り入れています。
例えばそれぞれの部活動をテーマに、トレーニングの内容と結果や、試合中のプレーの分析を行ったり、脳波測定器を用いて食事と集中力の関係を分析したりと、生徒たちが自主的にテーマを設定して探究活動を行っています。