今度はバドミントン部を取材しにいった。
羽がふわっとあがったあと、空気を裂いていったさまが翼のように見えた。
もちろん真剣にバドミントンをしている彼らはかっこいいのだが
彼らの本当の魅力はそこではない。
彼らは笑うのだ。
これは、ふざけているとかではなく
バドミントンが楽しくて仕方がないという風に笑う。
そのせいで見ていたこっちは始終「いいなあ」と漏らしてしまった。
相手から点を奪えたときには喜び、奪われたときには悔しそうにしていた。
バドミントンの羽は、冒頭でも表現したとおり、柔らかくも鋭くもなる
部員一人一人がそれを利用して、よりよい動きができるように練習している
こうすれば相手は打ちにくいだろうとか
ここはこういう風にかえされるからこういう手の動きをしようとか…
やっぱり彼らを見ていると「いいなあ」って言葉が出てくるのだ
バドミントン部には私の友人がいる。
彼女が言っていたのだが、試合中はずっと笑っているのだそうだ。
私はそういうのはとてもカッコイイと思うし、
スポーツを楽しんで行うのは、運動をする条件のひとつなのだ。
彼らはそれを達成できている。
向陵高校バドミントン部はバドミントンを楽しんでできているとっても素敵な部だ。