11月19日㈪
娘からもらったというラジカセから音楽を流して講座が始まりました。
(向陵高校OB (有)北砺ビルサービス 林真次さん)
まず言われたのは「何か共感してください」ということだった。
講師の方はハンドボールをしながら大学生まで輝かしい成績を収めてきたが、今まで勉強してこなかったことが仇となり大学中退。
目的のない日々を過ごしてきた。
会社へ入り、二人の娘も授かったが妻に家計が赤字だと伝えられた。
そんなとき、長女が血液の難病にかかった。
生存確率は18%。
長女はそんな病気を乗り越えたが、知的障害の後遺症が残った。
そういったことがあり、長女の癌を再発させないためにも、家族が一緒に暮らせる家を建てるという本気で叶えたい夢ができた。
それから娘がもらってくる漢字や算数のプリントを一緒に勉強した。
今では北砺ビルサービスの取締役専務についた。
そして、念願だった家を建てることもできた。
この講座の間、問われたことがある。
それは「何のために、誰のために」だ。
また、自分の環境は自分自身でしか変えることはできない。
だから毎日を大切にして1日1個の成長を心がけよう、とおっしゃった。
終始、力強く私たちに訴えるように話された。
今までの自分を振り返り、心が洗われるような講座でした。
メディア広報部 荒勢 石川